いつかは一人暮らしをしたいけど、いつから始めるのがいいのか迷いますよね。
きっかけがなかったり、一人暮らしを始めるタイミング逃したなーと思っている方のために一般的な年代別・シーズン別のタイミングについて紹介します。
また、初めての一人暮らしは不安な方も多いと思います。実家暮らしと一人暮らしは何が違うのか、一人暮らしをする理由について解説していきます。
一人暮らしを考えている人の参考になれば幸いです。
一人暮らしを始めるタイミングはいつ?
人生の節目に起きる様々な出来事を「ライフイベント」と呼びます。人生における分岐点や生活環境が変化するライフイベントは、一人暮らしを始めるきっかけとなるタイミングです。年代別、シーズン別に訪れるタイミングについて紹介していきます。
年代別タイミング
10代 高校進学・大学進学で、一人暮らしデビュー
高校進学・大学進学で、一人暮らしデビューなんて人が多いはず。育てきた地元や親元を離れて、大きく生活環境が変わります。学校の友達以外にもサークルやアルバイト先などコミュニティーが大きく広がるでしょう。
時間を気にせず趣味やゲームに没頭したり、友人を部屋に招くというのも楽しいものです。くれぐれも近隣住民に迷惑をかけないようご配慮くださいね。
高校生の場合は一人暮らしと言っても、全日制や全寮制など、寮生活ということが多いのではないでしょうか。公立高校は「保護者と本人が同じ住所に住んでいる」ことが入学の必須条件に定められていることがあるため、賃貸物件を借りて一人暮らしするというのは難しいのです。
大学進学で実家を離れるという場合は、時期的に18歳の人が多いのではないでしょうか。成人年齢は令和4年4月に民法が改正され、20歳から18歳に引き下げられました。しかし18歳でも学生の場合は、一人暮らしする際に保証人を求められるケースがほとんどです。理由は安定した収入や職業に就いていないためです。賃貸物件を借りるためには、親が契約者となるか、本人が契約者になる場合には保証人を付けるのが一般的です。
20代 就職して社会人になるタイミング
20代は学生生活が終わり、就職して社会人になるタイミングで一人暮らしを始める人が多いでしょう。
働き始めは金銭的な不安があるかもしれません。しかし、仕事で疲れて帰ってきて気兼ねなくリラックスしり、通いやすいエリアに住むことで休息時間やプライベートな時間を確保するなど、タイムパフォーマンス(タイパ)を上げて生活全体を充実させることができます。
会社によっては家賃手当制度がありますので福利厚生を確認しておくとよいでしょう。また、生理や体調不良で仕方なく仕事を休む場合は、有給なのか無給なのか職場の就業規則はしっかり確認しておきましょう。無理せず休むことも大切です。
30代 就職して数年経ち、収入が安定して貯金ができてくる
就職して数年経ち、収入が安定して貯金ができるようになり一人暮らしを始める人がいるでしょう。
また、転職や転勤など環境の変化に伴うケースもあります。社会人としての生活に慣れ、仕事とプライベートのバランスを落ち着いて考えられるようになります。就職時と比べて収入が増えている場合は、住むエリアや部屋の選択肢も広がります。
人によっては賃貸ではなく、マンションの購入を検討するタイミングかもしれませんね。賃貸は家賃がもったいないから、家を買うというのも一つの選択肢です。不動産というのは資産になりますし、売却を念頭にマンション購入を検討するのも良いと思います。理由としては、多くの金融機関では、住宅ローンの返済期間を最長で「35年」に設定することが可能です。
ただし、一般的に、「満80歳の誕生日までに完済可能であること」が申込みの条件とされているため、この条件下では40代後半になると返済期間35年の住宅ローンを組めなくなります。そのため、35年の住宅ローンでのマンションの購入を検討するのに適しています。
40代 一人暮らしのタイミングは少なめ
仕事や生活スタイルは安定し、一人暮らしのタイミングは少ないかもしれません。
変化が少ないということや不便なく暮らせるということは幸せなことです。10年・20年先を見据えて貯蓄を増やすのも良いですし、環境が許せば生活・経済的に自立した一人暮らしを始めてみるのも良いタイミングです。
一人暮らしを始めるのは何歳でも不安はつきものですが、あたり前の環境を変えることで、新しい出会いや新しい自分を発見できる可能性あります。
40代単身の場合は、健康面の不安や保証人が高齢などにより賃貸契約の審査が通過しにくくなるケースがあるようです。事前に賃貸物件を契約する必要な審査について調べたり、保証人をお願いする人を考えておくといいでしょう。物件によっても条件は異なるため、下調べとして不動産屋に相談してみることをおすすめします。
50代以降 久々に一人暮らし復活なんて人も
子育てが落ち着き、子供の進学や就職や、親の他界やパートナーとのお別れ、熟年離婚などで一人暮らしを始める人もいるでしょう。久々に一人暮らし復活なんて人もいるかもしれませんね。
50代でタイミングでこれからの住まいについて十分に検討していれば、60代や70代となったときにも、安心して暮らせる環境を手に入れることにもつながります。
改めて、どのような住まいを確保するのがいいのかを検討するのに良いタイミングだと思います。
シーズン別タイミング
春 進学や就職で新生活が始まる
春(3月~5月)は、進学や就職の新生活で一人暮らしを始める人が多い時期です。
周りには同じタイミングで初めての一人暮らしをするがいるのは、心強いです。
物件や引っ越しは人気シーズです。引っ越したいのに物件が見つからない、引っ越し業者と日程が合わないということも。気になるエリアの物件下見して一人暮らしをイメージしておいたり、引っ越し希望日検討しておきましょう。
夏 就職先の研修が終わり配属先が決まる頃
夏(6月~8月)は、会社によっては就職先の研修が終わり配属先が決まる頃。また、転勤のために一人暮らしを始める人がいるでしょう。
ゴールデンウィークを過ぎると、一般的には不動産や引っ越し業者は落ち着いている時期といわれています。
自由に引っ越し時期を決められる人は、繁忙期を避けて夏のシーズンに一人暮らしをスタートするのに良いタイミングです。
秋 人事異動や転勤の時期
秋(9月~11月)は、8月・9月が決算月という会社もあり、人事異動や転勤の時期に一人暮らしを始める人が多い時期。
春に入居が多いため、夏はあまり物件の空きがなく気に入った物件がなかったということも考えられます。
秋も比較的、引っ越し業者が落ち着いている時期といわれていますので、このシーズンに気に入った物件がないか再度探してみるのもおすすめです。
冬 新しい年に向けて動き出す
冬(12月~2月)は、新しい年に向けて初めての一人暮らしを始めるために動き出す人が増えてきます。
1月からは推薦入試で進学が決まった人や新生活に向けて一人暮らしの準備を始める人が増えてくる時期です。
退去が決まっている物件も出てくるので、物件選びをじっくりしたい・妥協したくないという人には一人暮らし準備するのに良いタイミング。
実家暮らしと一人暮らしでは何が違う?
女子としては譲れない条件が多々あるかもしれません。
実家暮らしとの違いを理解すれば一人暮らしは難しいことでありません。違いが大きいと感じやすい3つを紹介します。
収納スペースが少ない
実家は複数人住むことを前提としているため、収納スペースがたくさんあります。
ワンルームはシューズ置き場がない、クローゼットや押し入れがないという物件もたくさん。ワンルームにキッチン・風呂・トイレ・寝室を詰め込んでるのですから。
一人暮らしの部屋は収納スペースは少ない・十分な収納スペースがある物件数は少ないと理解しておくといいでしょう。まずは最低限の荷物で、徐々に必要なものを揃えていくとをおすすめします。
毎日洗濯する必要はない
実家暮らしの場合は家事も分担できるため、生活の負担が少ないです。買い物や荷物の受取りを頼んだり、家族の誰かがゴミを出してくれたり洗濯してくれたりしていたでしょう。
毎日洗濯する必要はありませんし、生活に必要なものはコンビニで揃います。
一人暮らしは家族に文句を言われることがなく、困るのは自分だけなので気負う必要はありません。
寂しいときもある
誰かが家にいて、他愛もないことを話すのが自然だったのだから寂しく感じても仕方ありません。昼寝しすぎて目が覚めたら夜だったなんてときは、真っ暗な部屋で孤独感におそわれますので寝すぎには注意してくださいね。
自分のルーティーンを作ったり、何時になにをしようかと1人の予定を立てて、ひとり時間も楽しみましょう。
寂しいと感じるからこそ今までの環境や人のありがたみを感じることができます。頭に浮かんだ人にメッセージや電話で感謝を伝えてみる良い機会です。
一人暮らしをする理由とは?
生活環境が変化するライフイベントはあくまできっかけです。
人によって理由や事情はさまざまですが、何のために一人暮らしをするのかという理由があるのは大切なことです。主な理由の3つを紹介します。
通学・通勤時間の短縮
学校や職場の近く、またアクセスが便利なエリアを選ぶことができます。
毎日の通勤・通学時間を短縮してプライベートな時間を確保できるのは魅力的な理由です。タイムパフォーマンス(タイパ)を上げて、時間を有意義に使うことができます。
生活ストレスを減らす
1人しかいませんのでトイレや風呂のタイミングを気にせず、ストレスなく好きな時に入れます。
トイレに入ろうとしたら誰かが入ってたとか、お風呂の順番があるとか。家族や同居人と住むのは安心感がありますが、生活時間帯が重なって気を使います。
また、急な予定変更や帰りが遅くなると、怒られたり。待っている方は心配してしまうから仕方ありません。生活時間帯が異なることも互いにストレスになっている場合もありますので、一人暮らしは程よい距離を保つ方法でもあります。
自由度を上げる
一人暮らしをして精神的・経済的に自立するというのは、生活の自由度が上がります。
自分の自由な時間・空間を満喫できます。また、最低限の家事は身につけることができて確実に生活能力も上がります。
誰にも干渉されず自由な生活をするため自立するという理由は、年齢に関係なく生きる糧になります。
まとめ
人生における分岐点や生活環境が変化するライフイベントは10代や20代が多いです。しかし、一人暮らしを始めるタイミングは30代、40代、50代以降にもあります。
実家暮らしと一人暮らしの違いを理解しておくことや、自分なりに一人暮らしをしたい理由を探してみるとスムーズに一人暮らしを始められるポイントです。
初めての一人暮らしを始めるタイミングやきっかけは個人によって異なりますが、生活スタイルの選択の1つとして、一人暮らしは良い経験となります。
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