去年まで気に入っていた色のトップスを着てみたら、なんだか顔色がくすんで見える。そんな違和感を覚えたことはありませんか。40代になると、肌や髪の印象、メイクや服の好みなどが変わり、以前はしっくりきていた色が似合わなく感じることがあります。
パーソナルカラーは、肌・髪・瞳の色などを参考に、自分の顔映りがよく見える色を探すための考え方。
大切なのは、診断結果を参考にしながら、今の自分が心地よく着られる色を見つけることです。
🚩この記事では、イエベ・ブルベの基本から、自宅で試せるセルフチェック、春夏秋冬の4タイプ別の特徴、40代からの服選びへの活かし方まで解説します。
「なんとなく顔がくすむ」40代が服選びで色に悩む理由

20代の頃はどんな色でも比較的着られた、という人でも、40代に入ると急に「この色は似合わない気がする」と感じる場面が増えてきます。これは老化ではなく、肌のトーンや髪の色、顔の凹凸の見え方が少しずつ変化していく、自然な過程です。
特に多いのが、次のような変化です。
肌の赤みや黄みのバランスが変わる。髪に白髪が混ざり始め、髪色そのものの印象が変わる。フェイスラインの変化で、顔にあたる色の面積や陰影の出方が変わる。
こうした変化があるからこそ、「なんとなく」ではなく、自分のタイプを一度整理しておくことが、服選びの失敗を減らす近道になります。
パーソナルカラーとは?イエベ・ブルベの基本
パーソナルカラーとは、自分の肌・髪・瞳の色から見て、顔映りがよく見える色のグループのことです。大きく分けると、黄みを含む「イエローベース(イエベ)」と、青みを含む「ブルーベース(ブルベ)」の2種類があり、さらに春夏秋冬の4タイプに細分化されるのが一般的な考え方です。
ここでは、まず大きな2分類の特徴を押さえておきましょう。
イエベ(イエローベース)の特徴

肌に黄みやオリーブ系の色味がある人が多いタイプです。ゴールドのアクセサリーが自然になじみやすく、黄み寄りのベージュ・カーキ・マスタードなどの色が顔映りをよくしてくれる傾向があります。
ブルベ(ブルーベース)の特徴

肌に青みやピンク系の色味がある人が多いタイプです。シルバーのアクセサリーがなじみやすく、青み寄りのグレー・ネイビー・ローズ系の色が顔映りをよくしてくれる傾向があります。
ただし、これはあくまで傾向であり、「イエベだからベージュは絶対似合う」「ブルベだからベージュは絶対似合わない」という単純な話ではありません。同じイエベでも、黄みの強さや明るさによって似合うベージュの種類は変わります。この点は後述の子記事で詳しく解説します。
イエベ春・秋、ブルベ夏・冬の4タイプ別の特徴
パーソナルカラーは、大きく分けると「イエベ(イエローベース)」と「ブルベ(ブルーベース)」の2つに分類されます。さらに、色の明るさや鮮やかさ、くすみ具合などによって、イエベ春・イエベ秋・ブルベ夏・ブルベ冬の4タイプに分けられます。
同じイエベでも、明るく華やかな色が似合う人と、深みのある落ち着いた色が似合う人では、選びたい服の色が異なります。大切なのは、イエベ・ブルベだけで判断せず、自分が得意とする色の明るさや鮮やかさまで知ることです。
ここでは、4タイプそれぞれの特徴と、40代からの服選びに取り入れやすい色を紹介します。
イエベ春に似合いやすい色

イエベ春(スプリング)は、黄みを含んだ明るく澄んだ色が似合いやすいタイプです。春の日差しを感じさせるような、軽やかで温かみのある色が得意とされています。
例えば、コーラルピンクやアイボリー、明るいベージュなど。顔まわりに取り入れることで、柔らかく華やかな印象を演出できます。
一方、暗くくすんだ色や、グレーが強く混ざった色は、顔まわりが重たく見える場合があります。40代からの服選びでは、明るいアイボリーのブラウスにライトベージュのパンツを合わせるなど、柔らかい色を中心にまとめるのもおすすめです。
黒や濃いグレーを着たいときは、顔まわりにアイボリーのインナーを合わせたり、コーラルピンクのスカーフを取り入れたりすると、配色の印象を調整できます。
イエベ春は、黄みのある色の中でも、明るさと透明感を感じる色を選ぶことがポイントです。
イエベ秋に似合いやすい色

イエベ秋(オータム)は、黄みを含んだ深みのある落ち着いた色が似合いやすいタイプです。秋の紅葉や大地を思わせるような、温かみのある穏やかな色が得意とされています。
例えば、キャメルやテラコッタ、オリーブ、チョコレートブラウンなど。落ち着いた色を顔まわりに取り入れることで、上品で洗練された印象を演出できます。
一方、青みの強いパステルカラーや、白に近い淡すぎる色は、顔の印象がぼやけて見える場合があります。
40代からの服選びでは、キャメルのニットにブラウンのパンツを合わせたり、オリーブのシャツにベージュのスカートを組み合わせたりすると、落ち着いた大人のコーディネートにまとまります。ベージュを選ぶときも、明るさだけでなく、少し深みのある色や黄みを含んだ穏やかな色を試してみましょう。
イエベ秋は、温かみと深みのある色を中心に、全身の配色をまとめることがポイントです。
ブルベ夏に似合いやすい色

ブルベ夏(サマー)は、青みを含んだ柔らかく穏やかな色が似合いやすいタイプです。初夏の紫陽花を思わせるような、涼しげで少しくすみを含んだ色が得意とされています。
例えば、ローズピンクやラベンダー、ライトブルー、柔らかいグレーなど。顔まわりに取り入れることで、上品で優しい印象を演出できます。
一方、黄みの強いオレンジや鮮やかすぎる色は、顔まわりで浮いて見える場合があります。
40代からの服選びでは、ローズピンクのブラウスにグレーのパンツを合わせたり、ラベンダーのニットにネイビーのスカートを組み合わせたりすると、柔らかさを残しながら落ち着いた印象にまとめられます。
ベージュを取り入れたい場合は、黄みを抑えたローズベージュや、柔らかいグレージュなども選択肢になります。
ブルベ夏は、青みのある色の中でも、柔らかさと穏やかさを感じる色を選ぶことがポイントです。
ブルベ冬に似合いやすい色

ブルベ冬(ウィンター)は、青みを含んだ鮮やかな色や、はっきりとしたコントラストのある配色が似合いやすいタイプです。冬の澄んだ空気を思わせるような、クリアで存在感のある色が得意とされています。
例えば、黒や純白、ロイヤルブルー、鮮やかなローズピンクなど。顔まわりに取り入れることで、すっきりとした印象や華やかさを演出できます。
一方、黄みの強いベージュや、淡くくすんだ色だけで全身をまとめると、顔の印象がぼやけて見える場合があります。40代からの服選びでは、白のブラウスに黒のパンツを合わせたり、ロイヤルブルーのニットにチャコールグレーのスカートを組み合わせたりすると、メリハリのある上品なコーディネートに仕上がります。
ベージュを着たい場合は、黄みを抑えたグレージュを選んだり、黒や白のインナーと組み合わせたりして、顔まわりの配色を調整してみましょう。
ブルベ冬は、色の鮮やかさや明暗のコントラストを意識することがポイントです。
自宅でできるセルフ診断チェック(4つの方法)

サロンでの診断が確実ですが、まずは自分の傾向をつかむために、自宅でできる簡単なチェック方法を4つ紹介します。いずれも自然光の下で行うと精度が上がります。
1. 黄みのある色と青みのある色を比較する
黄みのあるコーラルピンクと、青みのあるローズピンクなどを顔まわりに当ててみましょう。どちらを当てたときに顔色が自然に見えるか、顔の影が目立ちにくいかを比較します。
2. ゴールド・シルバーのアクセサリーで見る
ゴールドとシルバーのアクセサリーを顔の近くに当てて、肌や顔立ちとの調和を確認します。アクセサリーのデザインや光沢によっても印象が変わるため、できるだけ同じ形のものを使うのがポイントです。
3. ホワイト(真っ白)・オフホワイトを顔に当てて見る
真っ白のホワイトと、クリーム系のオフホワイトのシャツを、それぞれ顔の下に当てて比べます。顔の明るさや肌の見え方を比較し、どちらが自分の顔立ちと調和しているか確認してみましょう。
4. AIツールに聞いてみる
最近では、画像を認識できるChatGPTなどのAIツールに自然光で撮った顔写真を見せて、「イエベかブルベか教えてください」と聞いてみる方法もあります。手軽に傾向のヒントが得られる一方で、写真の光や色味によって回答が変わることもあるため、断定的な答えとして受け取りすぎず、他のセルフチェックと組み合わせて参考程度に使うのがおすすめです。
4つのチェックの結果が一致しない場合は、どちらか一方に偏っていない「イエベ寄り」「ブルベ寄り」というグラデーションで捉えるくらいで十分です。厳密に白黒つけることよりも、自分の傾向をおおまかに知ることの方が、日々の服選びには役立ちます。
40代だからこそ気をつけたいこと(顔色・白髪・くすみの変化)

パーソナルカラーの考え方は年齢に関わらず使えるものですが、40代ならではの注意点もあります。
40代になると、肌や髪の印象、メイクや髪色の変化によって、以前と同じ服でも顔映りが違って感じられることがあります。例えば、白髪ぼかしのハイライトを入れたり、髪色を明るくしたりすると、同じトップスでも顔まわりの配色バランスが変わります。
そんなときは、以前の診断結果にこだわりすぎず、今の髪色やメイク、肌の印象に合っているかを確認してみましょう。
顔色がくすんで見える場合は、単に明るい色を選ぶのではなく、黄み・青み、明るさ、鮮やかさを変えながら比較することが大切です。
診断結果が同じでも、20代の頃に似合っていた色の濃淡が、今は少し合わなくなっている場合があります。「昔はこの色が似合っていたのに」と感じたときは、色そのものが合わなくなったのではなく、自分の肌・髪の状態が変わり、その色の「似合う濃淡・明るさ」がずれてきていることが多いのです。
🤎HELPS STYLE MEMO🤎
「40代だからこの色は似合わない」と決めつけず、今の自分に合う色の組み合わせを探してみましょう。
診断結果別、似合う色の選び方の基本

診断結果が出たら、次のような基準で色を選んでいくと失敗が少なくなります。
イエベ傾向の場合は、黄みを含む色(ベージュ、カーキ、テラコッタ、マスタードなど)を軸に、顔から離れる面積の小さいアイテム(スカーフ、アクセサリー)から試してみると取り入れやすくなります。
ブルベ傾向の場合は、青みを含む色(グレー、ネイビー、ローズ、ラベンダーなど)を軸に、同じくアクセサリーや小物から試すのがおすすめです。
「自分のタイプの色しか着てはいけない」という考え方にこだわりすぎると、選択肢が窄まり、おしゃれを楽しみにくくなってしまいます。あくまで判断に迷ったときの「基準」として使うのが、パーソナルカラーの上手な付き合い方です。
🤎HELPS STYLE MEMO🤎
アパレルの販売を通じて感じるのは、服の色は、色名だけでなく素材や光の当たり方によっても印象が変わるということです。
例えば、同じベージュでも、柔らかいニットと光沢のあるブラウスでは、顔まわりの見え方が異なります。パーソナルカラー診断は、似合う色を探すための出発点です。
診断結果に当てはまる色でも、実際に試着してみると、素材やデザインとの組み合わせによって印象が変わることがあります。
色名や診断結果だけで判断せず、鏡の前で今の自分に合うかを確認することが、服選びでは大切です。
まとめ|色選びは「診断」がスタート地点
40代になって服の色に迷いを感じるのは、肌や髪の変化に対して、選ぶ色の基準が更新されていないだけかもしれません。イエベ・ブルベというパーソナルカラーの基本を知り、セルフ診断で自分の傾向をつかんでおくことで、これからの服選びの軸ができます。
次は、多くの人が一度は悩む「ベージュ」を例に、タイプ別の似合わせ方を詳しく見ていきましょう。
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